バイクに乗るたびに「あれ、なんで録画されてないんだろう」と思ったことがある人は多い。MotoLensはインストールした瞬間からすべてを自動で記録してくれる――わけではない。それが仕様で、理由もある。
トリップ検出の正体
MotoLensのトリップ検出は、iPhoneの加速度センサーとGPSを使って走行を感知する機能だ。エンジンをかけて動き出すと、アプリがそれを検出し、通知を送ってくる。
「走行を検出しました」——この通知が来たら、録画を開始する合図だ。
ここからは3つの選択肢がある:
- 通知をタップして録画を開始する
- 次の停車のタイミングでアプリを開いて録画ボタンを押す
- Siriに任せる:「ヘイ Siri、MotoLensで録画して」
どれを選んでも、録画が始まればiPhoneをしまっていい。ロック画面になっても、バックグラウンドで録画は続く。
なぜ「自動録画」ではないのか
よくある疑問だ。バイクに乗ったら勝手に録画してくれたほうが便利じゃないか?
理由はふたつある。
ひとつはiOSの制約。アプリがバックグラウンドで録画を自動開始するにはユーザーの明示的な操作が必要で、Appleのプライバシーモデルがそう定めている。
もうひとつは実用上の理由。常に録画し続けるとストレージがあっという間に埋まる。4K動画は1分あたり400〜600MBほどになる。通勤の往復だけで毎日2GB近く消費する計算だ。通知→1タップという設計は、iOSの制限に対応しながら、ユーザーが必要な場面だけ選んで記録できる形になっている。
Siriを使うと、ほぼハンズフリーになる
冬用グローブをはめていたり、信号で止まらずに走り続けているときは、Siriが実用的だ。
ヘルメットのインターコムや有線イヤホンで「ヘイ Siri、MotoLensで録画して」と声をかけるだけで録画が始まる。ハンドルから手を離す必要がない。
Siriとの連携設定や詳しい使い方はハンズフリー録画完全ガイドを参照。
通知に気づかなかったときは
走り出してしばらく録画していなかった――これはよくある話だ。対処は単純で、次の信号で止まったときにアプリを開いて録画を開始すればいい。遡って記録はできないが、残りの走行は記録できる。
もっと根本的な解決策は出発前のルーティンを作ること。乗車前に一度アプリを開いて録画を確認する、あるいはSiriショートカットをロック画面に登録しておくと忘れにくくなる。最初の一週間だけ意識すれば、あとは無意識にできるようになる。
録画中、バックグラウンドで何が起きているか
録画を開始してiPhoneをしまったあと、アプリはGPSデータを記録しながら動画を撮り続けている。走行ルートがそのまま映像に紐付いて保存される。
ストレージが心配なときは、走行後にMotoLensのクリップライブラリを開き、普通の通勤録画は削除して必要なクリップだけ残せばいい。バックグラウンド録画の仕組みについてはこの記事に詳しく書いてある。
結局、何をすればいいか
複雑ではない。乗り始めたら通知を見て1タップ。Siriを使えばそれすら不要だ。あとはiPhoneをしまってバイクに集中すればいい。
MotoLens – Motorcycle Dash CamはApp Storeで無料ダウンロード。iPhone専用(Android版は近日対応予定)。