写真を30分かけて整理して、「設定」を開いてみたら——ストレージのバーがほとんど減っていない。そんな経験があるなら、犯人はiMessageかもしれません。
メッセージアプリは、テキストだけを保存しているわけではありません。会話で送受信した写真、動画、GIF、ステッカー、URLのリンクプレビュー——これらが全部、デバイス本体にキャッシュとして積み上がっていきます。友人や家族との1年分のやり取りが溜まると、気づいたときには3GB、4GBを超えていることも珍しくありません。
iMessageが密かにストレージを圧迫する理由
他のアプリと決定的に違うのは、iMessageのデータがカメラロールに入らないという点です。フォトライブラリをいくら整理しても、iMessageに保存された画像や動画には一切触れません。確認するには、別のルートが必要です。
まず使用量を把握する
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開くと、アプリごとの使用量が大きい順に並びます。「メッセージ」という項目を探してみてください。2〜3GBを超えていたら、整理の余地が十分あります。
「メッセージ」をタップすると、内部のカテゴリ別の内訳が表示されます。
- 写真 — 会話で受け取った・送った画像
- ビデオ — 動画ファイル全般
- GIFとステッカー — ループ再生のアニメーション
- リンク — URLを共有するたびに保存されるサムネイル画像
GIFとリンクは特に見落としやすい部分です。URLを一つ貼るたびにサムネイルが保存される仕組みは、正直なところ設計上の問題に近いと感じます。仕事の関係者とリンクをよく共有している人は、ここだけで数百MBになっていることがあります。
なお、ここで確認しているのはiPhone本体のストレージです。iCloudとは別物なので、iCloudの整理についてはこちらの記事を参考にしてください。
iMessage添付ファイルをカテゴリ別に削除する
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「メッセージ」の同じ画面から、各カテゴリを選択して削除できます。
写真とビデオは個別に選んで削除するか、まとめて全削除を選べます。注意したいのは、削除後は基本的に元に戻せないという点です。大切な写真は先にカメラロールに保存しておいてください。
GIFとステッカーは容量の割に意識されにくい。グループチャットを複数掛け持ちしている人は、ここだけで数百MBが溜まっていることがあります。GIFを削除しても送受信機能自体はそのまま使えるので、躊躇せず全削除で問題ありません。
リンクプレビューの削除も忘れずに。これをクリアすると思った以上に容量が戻ることがあります。
特定の会話から直接削除する方法
設定経由の一括削除とは別に、会話の中から添付ファイルだけを確認して削除する方法もあります。
- メッセージアプリを開き、整理したい会話をタップする
- 上部の相手の名前またはアイコンをタップして「情報」を開く
- 「写真・ビデオ・リンク」タブに切り替える
- サムネイルを長押しして「その他」を選び、複数選択して削除
家族グループや職場のチャットのように毎日やり取りしている場合、一つの会話だけで1GBを超えていることがあります。そういうケースは一括削除より、会話ごとに確認してから削除するほうが安心できます。
同じことを繰り返さない
一度整理したら、設定を変えて再蓄積を防ぎましょう。
「設定」→「メッセージ」→「メッセージを保持」を開くと、デフォルトは「ずっと」に設定されています。これを「30日間」または「1年間」に変更すると、それ以前のメッセージが自動的に削除されます。
「30日間」は設定が強いので、過去のやり取りを振り返りたい人には「1年間」のほうが現実的かもしれません。いずれにしても、変更前に残しておきたいメッセージがないか確認しておくことをおすすめします。特に大事な写真や動画が会話の中に埋もれていないか、先にチェックしてください。
写真ライブラリも合わせて整理するなら
iMessageのデータを削除した後、カメラロールの写真も気になるならEverClean AIが役立ちます。類似写真や重複画像をAIで検出して一括削除できるアプリで、App Storeから無料でダウンロードできます。iMessageの整理と組み合わせると、一度の作業で数GBを一気に回収できることが多いです。
一般的なiPhoneストレージの整理方法はこちらの記事でも確認できます。
「メッセージを保持」の設定を変えるだけなら1分もかかりません。それだけで、同じ掃除を半年後にまた繰り返さなくて済みます。